新型コロナの感染拡大を懸念し、12月18日から当面の間、金曜行動の呼びかけを控えます。
しかし、各地で一人行動しても金曜行動です。
「無償化」排除の不当さを怒りながら、それぞれの場所で金曜行動(「無償化」排除に反対する意思表示)を行ないましょう。
※文科省前での「金曜行動」は、今回のような理由でのお休みではなく、高校・幼保「無償化」の実現によって完全終了となることを願ってやみません。
★朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会★
新型コロナの感染拡大を懸念し、12月18日から当面の間、金曜行動の呼びかけを控えます。
しかし、各地で一人行動しても金曜行動です。
「無償化」排除の不当さを怒りながら、それぞれの場所で金曜行動(「無償化」排除に反対する意思表示)を行ないましょう。
※文科省前での「金曜行動」は、今回のような理由でのお休みではなく、高校・幼保「無償化」の実現によって完全終了となることを願ってやみません。
★朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会★
当日の様子と登壇者の声を紹介します。
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まず初めに、朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会の共同代表である森本孝子さんによる主催者のあいさつが行われました。森本さんは「朝鮮高校が外されて10年、いまや幼保無償化からも除外、朝鮮大学校も除外、マスクなどの新型コロナ対策の支援も除外されている。裁判も最初に結論ありきで、文科省の判断全てよろしいという忖度があった。日本人として恥ずかしい思いです」とし、日本政府による朝鮮学校差別政策と、それを良しとする司法の決断を批判しました。
次に「草の根ヘイトの実態」というテーマで、ノンフィクションライターである安田浩一さんによる記念講演が行われました。安田さんは、行政が埼玉の朝鮮学校へのマスクの配布を拒否したという「事件」があったこと、さらには、埼玉の朝鮮学校幼稚部では電話が鳴りっぱなしで、「国に帰れ」、「日本人と同じと思うなよ」というヘイトスピーチが続いた事例を紹介し、「コロナは日本社会に根付く差別と偏見を浮き彫りにした」と主張しました。そして、最近メディアやマジョリティがよく使う「社会の分断」という表現に対して、「『分断』というが、マイノリティが望んで線を敷いたわけではない。今敷かれている線は、マジョリティが勝手に線を敷いたものである。『分断』ではなく、『命の線引き』が行われているというほうがしっくりくる。勝手に線引きし除外するという手法が用いられているのだ。」と発言。さらには、両国の横網町公園において「朝鮮人被害者などいなかった、むしろ朝鮮人が虐殺や性犯罪を犯した」というデマを吹く「偽慰霊祭」が行われていることを指摘し、「官と民は分かれているわけではなく、常に連携しながら、『分断』を私たちの社会に強いている。」と発言されました。
次に、朝鮮学校とともに・練馬の会から、林明雄さんが登壇しました。練馬駅前でデモ行動をしている時に大音量でヘイトスピーチを浴びせるという事件があったことを告げ、「朝高生も10人ほどいて、ヘイトスピーチを約40分間にわたって浴びせられた。彼らが負ったであろう心の傷を思うと本当に申し訳ない」と発言。そして、「私たちの会も当初は高校無償化だけだったが、11年目を迎え、それ以外の差別にも立ち向かっていかなければならない」と、団体名を改めた理由を語られました。
東京朝鮮第六幼初級学校友の会からは、伊藤光隆さんが登壇。朝鮮学校を知ってもらうための公開授業や、民族教育の説明やウリマル教室を織り交ぜただいろく友の会の発足会を実施したことを報告されました。そして、「朝鮮学校を立ち上げた1世の思いというのを私たちは常に忘れずに継承していく必要があると思う。次は保護者の方々と話し合って、私たちが何を出来るかを考えたいと思う。だいろく友の会は、政府の差別政策や不当判決に絶対に負けずに立ち向かうことを約束します」と決意を表明しました。
最後の各地域からの報告として、東京朝鮮第四幼初中級学校を支援する区民の会(準)から西澤清さんが登壇。西澤さんは、「多文化共生社会というのは日本社会の使命。日本社会は外国人労働者が必要なのだけれど、政府は多文化共生と口で言いつつ何もやっていない。在日朝鮮人の方々がどう生きるかというのは、もしも多文化共生社会をつくろうというのなら、もっとも大事にしていこうよと思う」と、多文化共生を目指す日本社会にとっての在日朝鮮人の重要性に言及しました。
本集会の最後に、朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会の共同代表である長谷川和男さんが締めの挨拶を行いました。長谷川さんは、「地域から世論を変えていかない限り、全体は変わらない。今の状況を変えるためには地域から変化を起こしましょう。地域の力を結集して、ヘイトに負けず、朝鮮学校を支え、世論を変える闘いを一緒につくっていこうでありませんか」と、力強く参加者全体を奮起し、本集会を締めくくりました。
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(留学同東京・金光洋)
「高校無償化」からの朝鮮学校排除が、発足間もない第二次安倍内閣により確定されてしまったのが2013年2月。同年には「ヘイトスピーチ」という言葉が流行語大賞にノミネートされるほど普及しました。他方で、地方自治体レベルでは朝鮮学校への補助金の停止・大幅減額が、政府だけでなく排外的市民にも後押しされつつ進行。この動向は「官」の差別と「民」の差別の連動を反映していないでしょうか。
この官民によるヘイトの共鳴、そして「幼保無償化」制度における外国人幼稚園排除、さらにはコロナ禍における学生支援緊急給付金からの朝鮮大学校排除と続く差別の連鎖を断つためには、各地に根差すより多くの心ある「民」により、ヘイトをする「民」を圧倒し、「官」を包囲しなければなりません。本集会はそのヒントを探る場、また各地の経験を共有する場とします。オンライン参加も可能です。ご参集ください。
※オンラインお申し込みはコチラ→ https://bit.ly/2Hh7tKf
■日時場所
2020年 11月21日(土) 14時から(開場13時半)
文京区民センター 3A会議室(文京区本郷4-15-14)
■集会内容
◎記念講演「草の根ヘイトの実態」
安田浩一さん(ノンフィクションライター)
1964年生まれ。週刊誌記者を経て、2001年よりフリー。
2012年『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。
2015年『ルポ 外国人「隷属」労働者』(『G2 vol.17』)で大宅ノンフィクション賞を受賞。
主な著書に『ルポ差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)、『ヘイトスピーチ』(文春新書)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日新聞出版)、『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)、『団地と移民』(角川書店)、『愛国という名の亡国』(河出書房新社)など。
◎各地域からの報告
立川町田朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会
朝鮮学校とともに・練馬の会
東京朝鮮第六幼初級学校友の会
東京朝鮮第四幼初中級学校を支援する区民の会(準)
他
■参加方法について
【オンライン(ZOOM)参加をご希望の方】
集会前日までに、下記の申込ウェブフォームからお申し込みください。
適宜、ZOOMでの参加方法を通知いたします。
申込ウェブフォーム https://bit.ly/2Hh7tKf
【会場にお越しの方へ】
感染病対策のため会場入り口での消毒剤の準備はしておりますが、マスク等は各自ご用意ください。体調のすぐれない方、発熱のある方は参加をご遠慮ください。
■参加費について
※会場参加もオンラインも、なるべくカンパをお願い致します。
カンパ 1口500円(複数口歓迎)
振込先:
▶ゆうちょ銀行 振替口座 00190-9-473007 「高校無償化」連絡会
▶他行から振込:ゆうちょ銀行 ゼロイチキュウ (019) 支店 当座0473007
主催: 朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会
HP https://mushoka2020.blogspot.com/
℡ 080-3930-4971 Eメール mushokashien@yahoo.co.jp
8月21日(金)、東京朝鮮中高級学校へ、「緊急カンパ」を届けてきました。
お届けした金額は、5,000,000円。
5月25日に始めた「朝鮮学校への緊急カンパ」の呼びかけで集まった4,508,294円に、無償化連絡会からの寄付として491,706 円を合わせ、5,000,000円としました。
お届けの当日は、共同代表の3人で東京朝鮮中高級学校にお伺いしました。
学校では、朝鮮学園理事長、校長、教育会会長、さらには、埼玉幼初中級学校教育会会長、東京朝鮮第4初中級学校教育会会長など、たくさんの関係者で対応してくださいました。
カンパの目録を田中共同代表から理事長に手渡し、記念ショットをパチリ。
理事長からは、
「コロナの蔓延により各種イベントを中止せざるをえない厳しい財政状況の中で、皆さんの温かい支援の取り組みに本当に励まされています。後日理事会でこの貴重なカンパ金を東京朝鮮中高級学校の学区域にある朝鮮学校に財政状況に応じ、割り振って使わせていただきます。」
と、丁寧なお礼と感謝状をいただきました。
「緊急カンパ」にご協力頂いた皆さま、
ありがとうございました!!
★朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会★
8月8日、練馬の会こと「朝鮮学校とともに・練馬の会」の主催で、講演会が行われました。
練馬の会メンバーによる報告文章をご紹介します。
メイン講演の動画も、ぜひご覧ください。
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練馬の会結成10周年記念講演会
田中宏先生「在日外国人差別の歴史と朝鮮学校」開催
2020年8月8日(土)午後2時から、練馬区立区民・産業プラザ研修室において、「朝鮮学校とともに・練馬の会」主催の題記講演会を開催しましたので、その概要について以下のとおり報告いたします。
「朝鮮学校とともに・練馬の会」の前身、「すべての学校に高校授業料無償化を! 練馬の会」発足から10年を記念して、立ち上げから三度目となる田中宏先生の講演会を企画。
朝鮮学校の先生やオモニ会の方たちのほか、共同通信の粟倉義勝さんと神奈川新聞の石橋学さんの姿もあり、コロナで半数の会場定員が満席に。
今後の活動の活力となるイベントとなりました。
●10年を振り返って
李さん:
「第1回目の情宣の日、大雪の中40人あまりの日本人が集まったことが、自分のあきらめない気持ちの原風景としてある。政府は戦後ずっと民族教育を隔離しようとしているが、それは失敗に終わっている。民族教育に対する理解は確実に深まっていると思う」
●メイン講演
田中先生の講演が始まると、多彩かつ立体的なエピソードが次々に繰り出され、時間が足りないほどでした。(内容はとても紹介しきれませんが、U PLANさんの動画でご覧いただけます。)
以下クリックでyoutube動画が見れます
↓↓
UPLAN 田中宏「在日外国人差別の歴史と朝鮮学校」
講演後、主催者に対して、東京、大阪の高校無償化訴訟で敗訴が確定した今後の運動方針を問う質問があり、それには司会からふられた、無償化連絡会共同代表の長谷川和男さんが、「無償化訴訟は3つ残っているので、金曜行動を中心に支えていく。コロナで資金集めのイベントが開催できなくなった朝鮮学校のため、カンパ運動もたちあげた。また、日本人と在日の保護者が一緒になって各朝鮮学校を支援する地域の運動もつくりあげていきたい」と答えてくださいました。
講演会が終了した後には、田中先生を囲んで、オモニ会の方が差し入れくださったお菓子をいただきながら懇談の時間を持ちました。オモニ会のみなさま、どうも御馳走様でした。
(報告::市川はるみ)
2025年3月2日(日)は、 東京朝鮮高校の卒業式 でした。 『朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会』と「朝鮮学校とともに・練馬の会」から、お祝いのメッセージを贈らせていただきました。 (*^▽^*) 『朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会』 メッセージ (掲示) 「朝鮮学校...