朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会2023年 年次総会
総会では、議長選出の後、(1)活動報告、(2)決算・監査報告、(3)活動・決算報告についての質疑と採決、(4)活動方針・予算案・事務局体制の説明、(5)活動方針・予算案・事務局体制についての質疑と採決が行われました。
はじめに、長谷川和男・共同代表より2022年度の活動報告が行われました。2022年度の活動として、(1)『高校無償化問題が問いかけるもの 朝鮮学校物語2』の出版、(2)学校支援組織の立ち上げ、(3)金曜行動、(4)JR赤羽駅の差別落書き問題、(5)国際連帯の取り組み、(6)文部科学省への働きかけ、(7)機関誌「ヨンピル通信」、(8)東京都補助金問題への取り組みなどについて報告がありました。
特に重要な活動として、2010年以来の運動の記録とこの問題を世に問うための『朝鮮学校物語2』が本総会にて出版されるに至ったこと、地域から世論を変えるための東京朝鮮第三や第五の支援組織の立ち上げ支援の取り組み、JR赤羽駅の差別落書き問題への要請、東京都補助金問題と関連した「都議会勉強会」への取り組みなどが強調されました。
また総会では2023年度の活動方針として、(1)「高校無償化」・「幼保無償化」制度からの排除・差別を是正するための取り組み、(2)朝鮮学校の子どもたちに対するヘイトスピーチ・ヘイトクライムへの反対、(3)補助金問題への取り組み、(4)「金曜行動」の強化発展、(5)各地域での取り組みとの交流・連携の強化、(6)東京朝鮮第一初中級学校をはじめとする学校・地域における支援団体の結成促進、(7)機関誌「ヨンピル通信」の年3回の発行、(8)会員拡大と本の販売促進・パンフレットの更新・新しいグッズの作成・インターネット上での発信、(9)集会・映画上映会などの開催、学校訪問、芸術文化活動への協力・共催、(10)様々な関連団体と連携・拡大強化が採決されました。
総会後、「東京朝鮮第三初級学校とともに歩む会」(2023年2月結成)の渡辺千鶴・共同代表、及び、東京朝鮮第五初中級学校の支援組織準備会を代表して渡辺つむぎさんより、連帯挨拶がありました。
その後、東京「無償化」裁判の弁護団の一員であった師岡康子さんより「朝鮮学校差別とヘイトクライム」というテーマで講演がありました。講演では、ヘイトスピーチ・ヘイトクライムの概要や朝鮮人差別の歴史についてのお話があった後、今日の朝鮮学校などへのヘイトスピーチ・ヘイトクライムの問題と差別を無くしていくための取り組みについて、お話がありました。
今回の総会は、活動報告や活動方針の採決、地域からの報告、講演を通じて、これからの取り組みに新たに決起する場となりました。
講演終了後には、『高校無償化問題が問いかけるもの 朝鮮学校物語2』と『裁判・東京 資料集』の出版について案内と販売がありました。まだ購入されていない方は、ぜひお買い求めください!
朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会・事務局
金誠明(留学同東京)
★朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会★
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